1.1本の歯の保存にこだわる治療(歯根破折歯の接着保存治療、重度歯周病罹患歯の再生療法)
当院には札幌近郊、道内遠方、時には本州からもネットを通じて「抜歯宣告を受けたが何とか歯を残せないか」と患者様が来院されます。また自院での保存治療は難しいが、ここなら何か手立てがあるかもしれないと、歯を残す「最後の砦」「駆け込み寺」として当院をご紹介してくださる先生もおられます。
抜歯宣告された歯は、歯根破折、重度の歯周病、根管治療の予後不良、穿孔部の感染、骨縁下う蝕など理由は様々ですが、来院される患者様の歯の多くは「残す手立てがある」のが実情です。
また抜歯してインプラント、抜歯してブリッジしか治療法がないと言われた患者様の保存治療もしくは代替治療として、破折歯接着保存治療(院長はPDM21の推薦医)、歯周外科処置(歯周組織再生療法)、歯牙移植、歯牙再植、歯根端切除術、矯正治療、インプラントなどの多くの治療の引き出しを持ち、患者様のご希望にできるだけ沿えるいくつかの治療方法を提案し、納得いただけるまでできるだけ客観的に患者様の目線でご説明致します。
2.悪くなった歯だけを見ず、口腔内全体を大局的にみて包括的な治療を行います(患者様の長期的な口腔健康に貢献できる歯科医院)
「木をみて森を見ず」ではありませんが、患者様の年齢、希望を考慮した、口腔内全体を大局的に考えた治療の見立てと計画の立案は、治療した歯、補綴物、口腔内全体が 10年、15年、20年と長期に大きなトラブルなく維持していくために非常に大切です。
すべての歯が揃っているうちは問題ないと思っていた口腔内も、1本抜歯、2本抜歯となってくると、少しずつ現状維持が難しくなっていきます。そこには咬合力(ブラキシズム、咀嚼力)の強さ、咬合接触状態、顎位の偏り・偏咀嚼、欠損歯列における咬合支持の減少、鍵となる歯が生活歯か失活歯か、歯周病罹患歯かなどが関係しており、それらを考慮した治療計画が重要になります。
その上で1歯ごとの治療、特に次の抜歯予備軍となるであろう歯の治療に対しては(欠損歯列の流れが読める歯科医師であればどの歯が鍵となる歯(key tooth)で、どの歯を守らなければならないかがわかるはずです)、慎重に最善を尽くした治療が必要と考えています。
一般的な保険診療では年齢と共に歯はなくなっていき入れ歯となります。
日本の場合、治療を繰り返されながら50才を過ぎると歯はなくなっていきます(10年間で一人平均4歯、歯を失っていくという統計があります)。
当院は患者様の歯を1本でも失わないよう、1本の歯を一生もたせ、一生歯を大事に する治療に最善を尽くしています。
我々は保険診療では決してできない治療結果を得るための努力を惜しみません。
患者様のご希望、ご予算をよくお聞きした上で、納得していただける治療のプランを ご提案しますのでまずはお気軽にご相談ください。
3.少数精鋭のスタッフ(歯科衛生士)面々によるチーム医療
「例え院長に臨床力があったとしても、スタッフにも院長の臨床を理解できる能力、それを患者さんにわかりやすく説明できる能力、様々な患者様の訴えを傾聴し、共感できる医療人としての心、患者様の信頼を得るための一手段としてのコミュニケーション能力、歯周治療は担当制ですので院長と共に、患者様お一人おひとりの口腔内の現状把握、治療計画の立案、治療手順を限られた時間の中で理解し、把握しなければなりません。勿論、様々なスキルも必要です。
歯科衛生士という専門職は単に院長のアシスタントでは決してありません。お互いが「医療の中心は患者さん」とう共通認識の元、違う役割分担を担った対等な立場であると私は考えています。
治療に対する患者様のご希望を良くお聞きした上で、具体的ないくつかの治療プラン(院長が現状説明から具体的なプランまでを詳しく書面にて作成します)を患者様に提示し、それを基にカウンセリングを行う主体も担当衛生士です。書面に書かれている内容は勿論のこと、その内容に関連した様々なことを勉強し理解していなければ、患者様の質問にも適切に回答することはできません。
当院スタッフは患者様の口腔健康、歯をとても大切に考えており、お一人おひとりの患者様の口腔健康が長期に維持されていくことを願い、院長と共にいつも真剣に臨床に取り組んでくれています。そのため院長にとっても患者様にとっても大変心強い信頼できるサポーターだと私は考えています。